免疫力を上げるプチ断食
「腸内環境が整うと健康になる」と言われています。その理由は、腸にはウイルスなどの侵入を防ぐ免疫機能があるからです。具体的には、腸管の粘膜に存在する酸が食物などに付いて入り込んでくるウイルスなどを撃退するという仕組みです。
腸管を広げたらテニスコート2面もの大きさになるので、その役割は非常に大きいのです。そのため、腸管の働きだけで人間の免疫機能の7割を占めるとも言われています。つまり、腸がしっかりと免疫活動をしていれば、体は健康を保つことができることになります。
腸の状態を整えるためには、便秘を治す、善玉菌を増やすなどの対策が挙げられます。もちろんそれらも大切なことですが、免疫力を高めるには、時には腸を休ませることも必要です。
そこで、プチ断食を上手に取り入れましょう。プチ断食は固形物をとらずに過ごすので、腸の活動はいつもより少なくて済みます。
私たちの生活を考えてみても、時々ゆっくり休むことで体力が回復して、再び元気に活動することができるようになります。腸もこれと同じなので、特に普段から脂肪分の多い食事をしている人や、ストレスが大きい人は、腸に定期的にお休みをあげましょう。
ただし、プチ断食で腸を休ませる期間は、長ければ良いというものではありません。本来の役割である消化吸収も行ってこそ、腸の機能を保つことができるので、プチ断食を始めてから回復食に至るまで、適切なやり方で実践してください。
なお、プチ断食で排泄活動が盛んになって腸内がきれいになると、酸性の状態をキープすることができます。これはウイルスを撃退するために重要なことです。
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